【レビュー】23エクスセンスXRを徹底インプレ(結論:シーバスなら問題なし)
こんにちは、あっきーです。
今回は、2023年にシマノから発売された新商品「23エクスセンスXR」について、使ってみた感想をお伝えしていきます。
23エクスセンスXRの購入を検討してる方は、是非記事をご覧ください。
本記事をおすすめする人
- 23エクスセンスXRのスペックを知りたい方
- 23エクスセンスXRの購入を検討している方
- 23エクスセンスXR使用者の感想を知りたい方
上記のような方の参考になれば幸いです。
本記事の信頼性
– 執筆者 –
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2023年は5月現在で、80匹程シーバスを釣っています。
現在はYouTubeチャンネル「うおキング」にて動画発信をしつつ、サーフから船釣りまで様々な釣りを楽しんでいます。
2023年4月から「23エクスセンスXRの3000MHG」を愛用しており、1ヶ月以上使い込んで、50匹以上シーバスを釣りました。
そんな私が今回、23エクスセンスXRを使って50本以上シーバスを釣った経験を元に良かった点と悪かった点を皆さんにお伝えしていきたいと思います。
それでは、見て行きましょう!!
23エクスセンスXRのスペック
出典: シマノ
まずは、23エクスセンスXRのスペックについてご紹介します。
一覧表にするとこんな感じです。
»詳細はこちら(シマノ公式)
※2023年4月発売
品番 | ギア比 | 実用ドラグ力 / 最大ドラグ力(kg) | 自重(g) | スプール寸法(径mm/ストロークmm) | PE糸巻量(号-m) | 最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | ハンドル長(mm) | ベアリング数 BB/ローラー | 本体価格(円) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
C3000M | 5.3 | 3.5 / 9.0 | 185 | 47/17 | 0.8-300、1-220、1.2-150 | 78 | 50 | 9/1 | 41,000円 |
C3000MHG | 6.0 | 3.5 / 9.0 | 185 | 47/17 | 0.8-300、1-220、1.2-150 | 89 | 55 | 9/1 | 41,000円 |
3000MHG | 5.8 | 3.5 / 9.0 | 200 | 47/17 | 0.8-300、1-220、1.2-150 | 86 | 55 | 9/1 | 42,000円 |
4000MXG | 6.2 | 6.0 / 11.0 | 225 | 52/19 | 1.2-250、1.5-200、2-150 | 101 | 55 | 9/1 | 43,200円 |
※スクロールできます
補足:XG=エクストラハイギア仕様、HG=ハイギア仕様、M=ミディアムディープスプール仕様、C=コンパクトボディの意味です。
私が使用している番手は、「3000MHG」になります。
河川や港湾エリアのシーバス釣りにピッタリのモデルです。
23エクセンスXRのすごい所
エクスセンスCI4+のデザイン・機能性をグレードアップ。シーバスリールのハイエンド、21エクスセンスに引けをとらない高性能なリールへと生まれ変わりました。
そして、今回新たに搭載された最新機能を従来モデルの「エクスセンスCI4+」と比較しながらご紹介します。
出典: シマノ
新たに搭載された3つの機能
マイクロモジュールギアⅡ | 最先鋭の歯面設計で、音鳴りの低減、より滑らかでノイズの少ない巻き心地を実現。 |
サイレントドライブ | 部品間の微細なガタ、隙間、揺れを細部に至るまで徹底的に排除し、静粛性を伴った巻き心地を実現。 |
ロングストロークスプール | スプールの高さを上げることで、ラインの放出摩擦を減らし飛距離を上げる。ヴァンキッシュの説明によれば、これによって約4%の飛距離UPが実現されているという。 |
最近のシマノのリールの多くに搭載されている機能です。
これらの機能を搭載しながらも「軽量化」を実現し、より使いやすいリールへと生まれ変わったという訳ですね。
YouTubeでの解説動画もありますので、気になる方はどうぞ。
23エクスセンスXRのインプレ
実際に私が使ってみた感想をまとめました。
この記事を執筆する前に他の方のインプレ記事を読みましたが、使用感がほとんど書いておらず「実際に購入して使ってはいないんだろうな。」と思いました。
私は実際に使い込み、50匹ほどシーバスを釣った経験を元にインプレッションをまとめているので、割と信頼できるはずです。
23エクセンスXRの良かった点
- 自重がとても軽い。
- 巻がめちゃくちゃ軽い。いい意味でおもちゃみたいです。
- ドラグ音が心地いい、21エクスセンスと変わらない。
- ガタツキ、振動などのノイズが少ない。
- 耐久性も問題なさそう。
ざっとこんな感じ。最初に触った時の感覚は、「エクスセンスじゃん。」って感じでした。笑
使用感について
自重の軽さや巻き感、ガタツキや振動などの使用感は、先程ご紹介した様々な機能が搭載されたことによる恩恵があると感じました。
耐久性について
耐久性ついては、74cmの良型シーバスを上げても何も問題としませんでした!!
23エクセンスXRの悪かった点
- ドラグがキレイに出ない時がある。
- 糸巻がキレイでない時がある。
画像を見せながら、詳しく説明します。
ドラグがキレイに出ない時がある
こちらの画像をご覧ください。
ドラグを締めてラインにある程度のテンションが掛かる状態にすると、スプール内に収納された他のラインをエグりながら糸が出ます。
これが起こってしまうと、自身で設定したはずのドラグ力より強い力で糸が引っ張られないとドラグが出ない上に、スムーズではありません。
また、他のラインとの摩擦によってPEラインがダメージを受けてしまいます。
実際、使用している間にドラグがスムーズに出ないで切れてしまったことがあり、これが原因かなと思っています。
その為、PE1.2号や1.5号クラスのライン強度でドラグ力を上げて、ある程度強引にファイトしようする人や、そうする必要性があるポイントでは注意が必要かもしれません。
基本的には問題はないですが、強めのドラグ設定を好む方は気をつけましょう。
糸巻がキレイでない時がある
上記の画像でも分かる通り、糸巻がキレイでない時があります。
トラブルこそまだありませんが、ライン放出に負担が掛かる気がしており「ロングスプールの飛距離のメリット」が失われているのでは?と思います。
体感している訳ではありませんが、下位機種の「エクスセンスBB」と飛距離はそこまで変わっている印象はないです。何が問題で巻きが不安定になるのか、まだ原因を突き止められてはいませんが(使用者の問題だったらすみません)気になる点ではあります。
エクスセンスシリーズで比較
出典: シマノ
エクスセンスシリーズで比較します。
上記の画像を見ると、21エクスセンスと23エクスセンスXRの差は大きいようには思えません。
しかし、分解図を比較すると、どの場所のベアリングが無いかがわかります。
こちらの画像は(左)21エクスセンスと(右)23エクスセンスXRの分解図を示していますが、右のXRには内部のベアリングが無い部分にも左の21エクスセンスはベアリングが搭載されています。
これによって、ドラグのスムーズさや巻き感に違いがある訳ですね。
個人的な感想
実際「20エクスセンスBB」と「21エクスセンス」を使用している僕が、23XRと比較した意見を述べます。
まず、20BBと23XRは比較するに値しないぐらいXRの性能が上です。BBは初心者の入りにはいいと思いますが、より釣果を伸ばそうとするならXRがいいよね。って感じです。
23XRと21エクスセンスを比較すると、やはり使用感が違います。ここに約2万円の差があるのね。と思いました。21エクスセンスはとにかく不満が全くないんです。
前述のXRの悪い点のようなことは、21エクスセンスでは感じたことがありません。実際、構造にどこまで違いがあるのかわかりませんが体感して言える感想はこんな感じです。
「20エクスセンスBB」と「21エクスセンス」のインプレ記事も貼っておきます。
21エクスセンスを使った後だと違和感を感じる部分もありましたが、一般的なシーバスフィッシングであれば、「エクスセンスXR」で全く問題がないと思います。
エクスセンスXR 3000MHG
自身が使用している番手です。川幅40m〜100mくらいの河川や港湾などで使いやすい万能モデルです。
シマノ(SHIMANO) 23 エクスセンスXR 3000MHG 046178
という訳で、以上です。
気になる方は、是非使ってみましょう!!