Written by あっきー

【初心者必見】リールへの下巻き方法を解説(PEを巻く前に見よう)

解説 釣具

こんにちは、あっきーです。

今回は、PEラインを巻く際の「リールへの下巻きを方法」を解説します。
下巻きの意味や必要性も記載していますので、この機会に覚えておきましょう。

本記事をおすすめする人

  • 釣り初心者の方
  • 下巻きの必要性が知りたい方
  • 下巻きの巻き方が知りたい方

上記のような方の参考になれば幸いです。

本記事の執筆者

あっきー
– 執筆者 –
記事を書いている私は、愛知県在住で釣り歴15年ほど。愛知県全域がメインフィールドで、当ブログやYouTubeチャンネル「うおキング」にて発信をしつつ、ルアーからエサ釣りまで様々な釣りを楽しんでいます。
» 釣果はこちら(instagram)

それでは、見て行きましょう!!

もくじ

下巻きってなに?

ラインが巻かれたリールの画像
まずは、下巻きの意味と必要性について解説していきます。

下巻きとは?

下巻きとは、リールにPEラインを巻く際にリールの糸巻き量を調整する為にあらかじめ別のラインを巻いておくことです。

基本的に糸巻き量の調整の為だけに使われるラインの為、実際の釣りでは使われることはありません。

下巻きの必要性

下巻きの1番の役割は、PEラインの放出を整え飛距離のロストを抑えること。

リールは、キャスト時にラインがスプール(糸が巻いてあるところ)に擦れて放出されます。ラインが少ない場合、放出されるラインの角度がスプールに対して急になるので、抵抗が増えてしまいます。この抵抗が飛距離減少の原因になる訳ですね。
ライントラブルも起こりやすくなってしまう為、注意が必要です。

リールの糸巻き量に対して、極端に少ないラインを巻く場合は必要です。
具体的には、リールの糸巻き量に対して8割以下の場合は下巻きを巻きましょう。

その他の理由

飛距離以外ではコストの観点です。
通常シーバスなどのルアーフィッシングにおいて使われるPEラインは、多くてもせいぜい100mほど。
故に売られてるPEラインのほどんどが150m・200mとなっています。

しかし、市販のリールはこれ以上にラインが巻けるように作られている場合が多いです。
その為、ラインをスプールいっぱいに巻こうとすると、必要以上にPEラインが必要となり無駄となってしまいます。この無駄を下巻きで無くしていける訳ですね。

補足として、予め必要量より多いPEラインスプールいっぱいに巻いておき、ラインが傷んだら裏巻き(逆さまに巻き治す)にして使う手もあります。
裏巻きにする手間はありますが、下巻きの手間は無くせるので頭に入れておくと良いかもしれません。

リールへの下巻き方法

リールへの下巻き方法
ここからは、実際に下巻きを巻く方法について解説して行きたいと思います。

1.準備するもの

必要なものをまとめておきます。

  • 下巻き用ライン(ナイロンorフロロカーボン)
  • ハサミ
  • ロッド
  • 割り箸
  • メンディングテープ

ハサミはPEが切れるもの、ロッドと割り箸はリールにラインを巻き取る際に使用します。下巻き用のラインとテープは、下記で詳しく解説します。

下巻き用ライン

下巻き用のラインは、メインライン(これから巻くPE)より強度の弱い細い糸を使用します。理由は、太いと下巻きのラインにメインラインがめり込んでしまい、ゴワつくことがからです。

〈目安〉
PE0.4~1.2号 → ナイロン・フロロカーボン1号
PE1.5~2.0号 → ナイロン・フロロカーボン2号

おおよそ、メインラインと同じ号数を巻けば良いと覚えておくといいでしょう。
サーフゲームで万が一ラインが使用されることを考える場合、プラス1号くらいでもOKです。

シーバス、メバリングであれば下記で十分です。

メンディングテープ

メンディングテープとは、粘着が残らず剥がしやすいテープで、薄くて軽い。

リールに対して巻いた糸が動かないように、最初に固定するのに使用します。
テープで巻き出しを固定し、ラインが空回りするのを防ぎます。

今回のようにリールに下巻き(ナイロン・フロロカーボン)から巻く場合はなくてもいいですが、念の為にしておくといいでしょう。PEから巻く場合は滑りやすいので、必須です。

これで準備は、完了です。

2.下巻きの長さを計算

続いては、下巻きするラインの長さを計算していきます。
計算をするにあたって、下記にサイトがとても便利です。

実際に開けば、使い方がわかると思います。難しい方は、計算表の下に使い方も書いてあるので、それを参考にやってみましょう。

リールに巻けるラインの長さは、リール名で検索すれば出てきます。Amazonで検索すると見やすいのでオススメです。(番手を間違えないでくださいね。)

計算どおりにラインを巻くと、リールいっぱいにラインが巻かれてしまう為、実際はライントラブル回避の観点から計算より10%〜20%少なく下巻きします。

必要な下巻きの長さが分かったら、次はリールの最大巻上長を調べます。
最大巻上長とは、リールのハンドル1回転でどのくらい糸が巻かれるか?というものです。

こちらも、リール名で検索したら出てきます。
あとは、下記の計算に当てはめることで、何回ハンドルを巻けば必要な下巻きが巻けるのかがわかります。

〈必要な下巻き量の計算〉
必要な下巻き量(m)÷ リール最大巻上長(m)= 何回ハンドルを巻けばいいか(回)

例として具体的な数字を当てはめてみます。

〈必要な下巻き量の計算〉
必要な下巻き量(34m)÷ 最大巻上長(86cm→0.86m)= 何回ハンドルを巻けばいいか(39.5回)

39.5回巻けば良い。
実際は、10%〜20%少ない方がいいので、34回くらいですね。

こんな感じです。
あとは、実際に出た回数分リールにラインを巻いていくだけです。

3.下巻きを巻く

それでは、リールに下巻きを巻いていきましょう。

まずは、竿にリールを取り付けます。

次に、下巻きのラインを最もリール寄りの1つ目のガイドにのみ通した後、リールのスプールに結びつけます。(止まればOK)

この時ベール(糸を巻き取るやつ)を上げるのを忘れずに。
下巻きを結ぶ画像
そうしたら、その結び目の上からなるべく小さめにメンディングテープで固定します。(空回り防止)

次に、下巻き用ラインのボビンに割り箸を入れて、両足の指に挟んで固定します。
そしたら、先程計算したハンドルの巻取り回数分、下巻きを巻取ります。

コツとしては、ある程度ラインのテンションを貼りながら巻くことです。

巻取り終えたらラインをカットして、下巻きは終了です。
あとは、PEライン巻くだけです。

4.PEライン巻く

PEラインと下巻きの結束は、FGノットで結ぶか下巻きをテープで固定してしまうかのどちらかにします。
テープで固定する場合、1箇所目の固定位置と被らないようしましょう。

下巻きをテープで固定する画像

シーバスの場合、このラインがおすすめです。私も使用しています。

その他おすすめのPEラインはこちらの記事で紹介しています。
» 【まとめ】おすすめPEライン10選(シーバス・サーフアングラー向け)

また、PEラインを巻く際も空回り防止の為、メンディングテープでの固定をオススメします。
PEラインをテープで固定する画像

PEラインを巻き取る際は、強度低下を避ける為なるべく触れないようにしましょう。
また、ライントラブル防止の為、少し強めに巻取りましょう。

PEラインが巻き取れれば完成です。

あとは、リーダーを結べばラインの準備は完璧です。
実際に釣りを楽しみましょう!!

という訳で今回は以上です。
初心者の方は、1つずつゆっくりと覚えていきましょう😌